敷布団・合繊敷布団の選び方

寝具のプロが教える敷布団・合繊敷布団の選び方

敷布団の中でも、ポリエステルわたを使用した、合繊敷布団を使おう。これを購入しようと決めたのは良いけど、どうやって選べばいいの?ぜひ、検討材料にしてください。



合繊敷布団は軽い布団が多い

ポリエステルわたを詰めている合繊敷布団は、軽さが特長です。
3.0kgから4.0kg程度のものが一般的な合繊敷布団の重量です。
3.0kg台だと、十分軽いほうと思ってください。
人が1人眠れる面積があるのに、米袋と同じ程度の重さって、すごく軽いですよね。
軽ければわたの量が少ないということになるのですが、わたの量が少なければ寝心地が悪いというものでもありません。
ポリエステルわたは化学繊維なので、各メーカーによって弾力やワタの特長は異なります。寝心地を気にされる場合は、是非実際に寝て試していただきたいです。



寝て試す時間がない場合

敷布団やベッドは、1日の3分の1程度の時間を過ごす場所。もちろん寝具を購入するときは、寝心地にこだわって、一度は横になって感触を試しながら決めるのが1番理想的な購入方法です。 しかし、寝て試したいけど、とにかく急ぎで買わないといけない、近くに購入できるお店がないからネット通販で購入する。様々な事情があるでしょう。
そのように試さずに購入する場合も安心して購入しやすいのが、合繊敷布団です。

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敷布団の中芯って?

合繊敷布団には、中に芯材が入っているものと、入っていないものがあります。
芯材が入っている合繊敷布団は、芯材があることで二層や三層になっており、弾力や硬さがあり、厚みがあります。硬めで反発があると考えていいでしょう。
腰が痛くなりやすい方や、体格のいい方、体重のある方には芯材がある硬めがおすすめです。
芯材が入っていない合繊敷布団は、入っているものよりも薄く感じてしまうかもしれませんが、薄くて持ちやすく、上げ下ろしやお手入れもしやすく、扱いやすいです。
また、芯材が入っていないものは敷布団でよく行う畳み方である三つ折りだけでなく、四つ折りや六つに折ることができるようなものもあります。
毎日長時間使う、寝心地にこだわりたいから芯材が入っているものを選ぶ、という選び方もありでしょう。
毎日畳んでしまって夜にまた出してという動作を繰り返すから軽いほうが良い、来客時に使う用だから主にしまっているから小さく畳めるほうが良いから芯材が入っていないものを選ぶ、という選び方もありでしょう。

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敷布団の抗菌防臭・防ダニ加工

ポリエステルわたには、抗菌防臭や防ダニ、吸汗速乾などの加工をしているものがほとんどです。
そして、そういった加工付きの合繊敷布団のほうが、加工がないものよりも清潔に使えるでしょう。ポリエステルわたには、綿や羊毛などの天然繊維が持つ、繊維自体の機能がありません。
強くしなやかな繊維であることは確かですが、抗菌防臭の加工をして初めて機能します。何か機能を付けたポリエステルわたの合繊敷布団がおすすめです。



合繊敷布団のサイズについて

一般的な敷布団のサイズは、100センチ×200センチのものが多く、シングルサイズと呼ばれます。
ですが、その他さまざまなサイズがあります。
ベッドのように幅が広くなっていくと、シングルサイズの次は、セミダブルサイズと呼ばれ、さらに幅広になるとダブルサイズのものもあります。
逆に、部屋が狭い、敷く場所が広くない場合は、セミシングルサイズと呼ばれる、幅80センチから90センチ程度のものもあります。
また、幅のバリエーションだけではなく、丈が長いロングサイズと呼ばれるものもあります。丈の長いロングタイプがあることは、敷布団で寝ることならではの強みです。
ベッドやマットレスは、丈が長いものはあまりないのですが、敷布団だと丈が長いものを作っているメーカーさんも多いです。一般的な丈は200センチが多いのですが、ロングサイズのものは210センチ程度あります。身長が高い方には是非お勧めしたいサイズ感です。
幅の選び方については、1人で眠る場合やサイズにこだわりがない場合は一般的なサイズのシングルサイズを選ぶといいでしょう。なぜならば、併せてカバーを選ぶ際、一般的なサイズのもののほうが商品数は多く、選択肢も広いためです。
しかし複数人で1枚の敷布団を使いたい場合や、1人で広々使いたい場合、大きなベッド上に敷くために敷布団も大きなものを選ぶ場合は、幅の広いものを選びましょう。



合繊敷布団の選び方

各メーカーさんが様々な種類の合繊敷布団を販売していますが、敷布団のまわりの生地のことを側生地と表示されることが多いです。
そして、側生地はほとんどのメーカーさんが取り外すことはできないでしょう。
取り外せないからこそ側生地の柄模様に注目してください。 側生地に花柄や大きな柄、カラフルな色が使われていると、敷布団のカバーやシーツに白やベージュなどの淡い色を選んだ場合、下の敷布団の柄や模様・色が透けてしまいます。
敷布団の側生地のカバーの柄や模様・色は、シンプルなもののほうが扱いやすいと思います。

・敷布団・合繊敷布団の選び方 まとめ

・ 合繊敷布団は軽くてお試ししやすい敷布団!

・ 腰痛や体格のいい方は中芯入りの敷布団がオススメ!

・ 合繊敷布団は抗菌防臭・防ダニ加工の機能が多彩!

・ 敷布団はロング丈に対応している商品も!